背景・経緯

TOKYO町工場HUBは、早稲田大学大学院と東京大学大学院の学生たち5名のロボット開発に関わるグループと共に、ハードとソフトの両方に対応するロボット開発プラットフォームのビジネス構築をプロデュースします。名称は「TEAM AISAAC(チーム アイザック)」。SF作家のアイザック・アシモフと物理学者のアイザック・ニュートンのファーストネーム「アイザック」にあやかりました。アイザックの最初の文字は本来「I」なのですが、ロボットの人工知能の「AI」をかけて、Aisaacとしています。

チームのメンバーは、2015年のNHK学生ロボコンで優勝した時の早稲田大学ROBOSTEPのリーダーとコアメンバーで構成されており、機械、制御、人工知能のそれぞれのスペシャリトが集まっています。ハードとソフトの両方のエキスパートが集う若きドリームチームです。

中長期のビジョンとして、ロボットのハードとソフトに対応する民間のロボット開発プラットフォームビジネスを構築することを目指していますが、当面の目標は社会人の国際的なロボット競技会である「ロボカップ」での国内優勝と世界大会への出場です。国内大会は、2019年のゴールデンウィークに開催される予定で、この大会に初出場する準備を進めています。

新しいビジネスモデル構築への挑戦

国際的なロボット競技会である「ロボカップ」は、ロボットによるサッカー大会です。ラジコンで人間が操作するロボットではなく、完全に自立的に、しかも集団で動くことが要求されており、ロボット開発のあらゆる要素に長けていることが前提です。ロボカップではサイズや機能に応じていくつかの競技方法が用意されていますが、Team Aisaacが出場するのは小型で車輪で動くタイプの「SSL(Small Size League)」という競技です。SSLは、スピードも早く、ダイナミックな動きを戦略的に行うことから、競技としても非常に面白いものになっています。

従来は6台同士の戦いでしたが、2019年大会からは実際のサッカーと同じように11台で戦うことになっており、いよいよ競技はワクワクするものになってきました。

こうした競技の場や競技用のロボットとその制御や戦略づくりのノウハウは、民間の様々なロボット開発に活かせるものです。例えば複数のドローンによる集団での移動や活動などにも応用されます。こうした場と知見をプラットフォームとし、企業や研究機関に活用していただくビジネスを作ることで、世界のロボット開発に貢献することがTeam Aisaacの目標です。

TOKYO町工場HUBは、Team Aisaacの一員として事業戦略、資金調達、パートナーシップや事業提携面での役割を担います。