宝の山が埋まっている町工場

      有限会社 椎名製作所

      TOKYO町工場HUBは、2018年3月より株式会社椎名製作所とのパートナーシップ契約を結び、同社の事業転換と新市場の開拓に事業パートナーとして取り組んでいます。

      アクセサリー専門の金属加工事業を70年にわたり営んできた同社は、グローバリゼーションによるメーカーの海外シフトなど、ビジネス環境の大きな変化を受け、業績低迷が続き、事業の存続も厳しい状況にありました。2017年に3代目を引き継いだ椎名直之氏は、「変わらなければ、生き残っていくことはできない」という強い危機意識を持って、TOKYO町工場HUBと共に事業転換という難業に挑んでいます。

      株式会社椎名製作所

      有限会社椎名製作所(以下、当社)は、アクセサリー専門の金属加工事業者として1950年に創業し、2020年で創業70周年を迎える(1986年6月に法人化)老舗の町工場です。著名なアクセサリーやジュエリーメーカーの下請けとして、無数の製品や部品を作り続けてきました。
      当社は、プレス加工を中心にした金属加工を得意としていますが、顧客の要望に応じ、図面の設計、金型の制作、プレス加工、仕上げ(メッキを除く)までを自社工場内で完結させることができる技術力と設備を持っています。

      ホームページ:https://shiina-factory.com

      事業戦略

      多くの町工場と同様に、椎名製作所も資金や人員といった様々なリソースに制約があり、いわば「無いものづくし」の状況からスタートせざるを得ません。事業戦略を策定するにあたっては、自社の強みや価値を棚卸しし、許容できるリスクを見極め、失敗しても立ち直れる範囲で実験的な試行錯誤を繰り返して、事態打開の糸口を探す必要がありました。2年間をかけて、ようやく解決の糸口が見え、具体的な成果が上がりつつあります。

      現段階のアクションプラン

      直販体制の構築

      商社や卸業社からの3次、4次の下請けだった商流を変え、直接メーカーやアクセサリー作家等に加工サービスを提供する事業に転換。潜在的な顧客を対象にワークショップを開催、展示会への出展など、販路を独自に開拓する活動を展開。

      メーカー事業へ進出

      国産のオリジナル・アクセサリーパーツを製造販売するメーカーとしての事業を立ち上げた。海外製品との差別化を図り、ニッチな市場でのトップブランドになることを目指す。ネット販売に加え、大手小売りチェーンでの実店舗販売等も開始。

      ブランド作りに注力

      自社の強みや価値を棚卸しし、自分たちが大事にしている価値観について時間をかけて深掘りしてきた。現在は、それを日々の業務や製品・サービスに反映する方法を試行錯誤しながら模索中。一定のコア・ファンが付いてきた。

      ここまでの成果

      2年間の試行錯誤の経験を通じ、椎名製作所の意識は大きく変わり、新しい変化へコミットできる状態になっています。

      Senju Charm(センジュ・チャーム)と名付けたオリジナル・アクセサリーパーツ の販売も開始。すでにコアファンがついてきて、様々なコラボレーションも生まれてきています。今後は、社内における新製品開発のプロセスを確立しつつ、販路の更なる拡張に努めます。

      TOKYO町工場HUBの役割

      TOKYO町工場HUBは、事業戦略、製品開発、マーケティング、財務、外部パートナー戦略などを担当、経営全般に関わり、事業を推進しています。

      活動状況

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