東京に町工場のHUBをデザインすること

有機的につながるモノづくりのエコシステム

TOKYO町工場HUBが目指すのは、有機的につながる「ものづくりエコスシステム」の構築です。それは独立した工場がバラバラな状態で長いリストになっているものではなく、また何かの会員組織のような参加型の結ばれ方でもありません。日々の具体的なビジネスを通じて生まれる有機的な繋がりをベースに、関わる人々の社会的・経済的アウトプットを最大化するために戦略的にデザインされたエコシステムです。

HUBデザインのコンセプト

当 HUBは、東京に、新しいアイデアやデザインをビジネスとして形にするために最適な「ものづくりのエコシステム」を構築することを目的に、以下のコンセプトを指針にデザインされています。

1. クラスターのエッセンスを再評価

製造業の一大集積地のひとつである東京には、2万を超える工場が稼働しており、地域や産業の多種多様なクラスターが存在しています。大量生産大量消費のシステムに最適化されたクラスターですが、90年代以降の事業環境の激変によって、その機能を失いかけており、クラスター内の繋がりは分断されてしまっています。歴史的なクラスターのエッセンスを現代に翻訳し直し、東京に新しいファクトリー連携の仕組みを作ることに取り組んでいます。

2. 多層的なHUBづくり

TOKYO町工場HUBは、業種や地域を単位としたHUBの多層的な組み合わせによって構成されています。例えば、金属のアクセサリー製造に関連する工場や職人のクラスターがあり、その中心となる町工場をHUBとして位置付け、繋がりを再構築しています。そして、更にこれら各種HUBを有機的に結びつけることで、バーチャルでダイナミックに機能する「ものづくりのエコシステム」の形成を目指しています。

3. 挑戦者にオープンな町工場

新しい製品開発や事業開発に取り組む挑戦者に対し、常に扉を開いておくオープンさを大切にしています。また多様性こそがイノベーションの源であると信じています。年齢、性別、国籍などの違いにかかわらず、等しく挑戦する機会を持てる社会が望ましいと考えます。それを担保するため、日々、挑戦者の様々な課題を理解し対応するノウハウを蓄積し、良質な案件を見極めて共に育てる方法論をHUB内で共有しています。

4. パートナーシップの精神を醸成

町工場は、生産や加工を請け負う単なる「下請け」ではなく、直接の依頼主の先にある最終的なユーザの喜びや幸せを、依頼主と共に実現するパートナーであるという気概を持つことを大事にしています。それは、ビジネスに関わる全ての人が幸せになるべきと考える理念に基づくものです。町工場側の考え方を変革すると共に、依頼主側の認識を変えていく努力をしています。また、この精神を具体的な日々のプロセスに落とし込む様々な工夫にも取り組んでいます。

当HUBのモデル事業

株式会社 小川製作所

製造クラスターを再構築
機械設計・開発、精密部品加工、板金

機械設計・開発、金属加工全般をカバーする多様なネットワークと製造に関する深い経験と知識を備え、この分野のHUBとしての役割と機能を果たしています。当HUBの基幹となるクラスターをリードする需要なパートナーです。当HUBの事業開始以来、上記のコンセプトを実際に形にする活動を共に行ってきています。

詳しくは、こちら。

有限会社 椎名製作所

作家・クリエイターに特化したビジネス
金属アクセサリー製造・加工

当HUBと有限会社椎名製作所とは、飛躍的に成長しているハンドメイド市場で活躍するアクセサリー作家・クリエイターに特化した製造・加工サービス事業を共同で立ち上げ、SHIINA FACTORYとして運営しています。アクセサリー製造に関わるクラスターをHUBとして再構築し、オープンなファクトリー機能を構築しています。

詳しくは、こちら。