ものづくりに向けて

アイデアから試作、量産へ

ものづくりの各段階においてサポートを提供しています。アイデア段階、試作段階からのご相談が多いです。

ものづくりの事業は、様々な面でリスクを伴うものです。相談者の意向を踏まえつつ、十分にリスクをコントロールしながら、最終製品を世に出すところまでをお手伝いします。

アイデア段階

ものづくりのコストについて

アイデア段階でご相談をいただく場合、製品の概要想定されている開発費について伺います。ものづくりは、時間とコストのかかる事業です。店頭に並んでいる商品の値段からは想像のつかない費用をかけて、ひとつの製品なり装置が出来上がります。その点についての合意を形成することが最初の一歩になります。

案件の整理・仕様の明確化

アイデアを試作に繋ぐ前に、まずは基本的な案件の整理を行います。工場は設計図がなくとも相談に乗ってくれますが、仕様がはっきりしないと前へ進めません。試作とは、一般的にある特定の仮説を検証するために行うものです。何を目的に試作を行うのか、どのような仮説を検証するのか、といった点を明確にしながら、案件を整理します。

最終的には、案件の中身を整理した仕様書が出来上がってきますが、全体の開発の見通しやステップを明らかにし、予算の概算などの諸要件を詰めていくことになります。

試作

試作は戦略的に進める

とりあえず作ってみるというのは、それ自体として無駄ではないかもしれません。しかし、はやる気持ちを抑えて戦略的に試作の計画を練り、検証結果に対する評価や対応方針もある程度決めておく方が、結果的にリスクをコントロールすることになります。試作は、その定義から言っても失敗を想定しています。検証した結果、仮説が間違っていたと判明することや、技術面での想定外の障害に直面することもあります。その失敗自体は学びであり、次のステップの土台になるはずです。

試作は量産の予行演習ではない

TOKYO町工場HUBでは、試作時に量産を想定した設計や開発を行いますが、基本的に試作と量産は別物です。例えば、3Dプリンタで試作が設計図通りにできたとしても、そのまま量産することはできません。量産には、量産用の設計とプロセスが必要で、そのための投資を必要になります。試作は、あくまでも仮説検証、あるいはイメージを可視化するために行うもので、量産の可否、是非の判断は別になります。

開発期間には余裕を持って

コストと同様に誤解が多いのが開発期間です。ものづくりは、想像以上に時間を要するものです。それは実際の加工時間にかかるのではなく、工場の機能の仕方によるものです。詳しくは、こちらの記事をご参照。

記事:町工場の納期を知る3つのポイント

マイクロアントレプレナーのための ものづくりビジネス講座

連載している「マイクロアントレプレナーのための ものづくりビジネス講座」で試作について記事を投稿しています。

事例 / Case Studies

TOKYO KEYBOARD

Tokyo Keyboardのプロジェクトでは、5つの異なる分野の工場を組み合わせて製品を製作。工場の選定から仕様の詰め、工場間の連携、納品までをTOKYO町工場HUBがアレンジしました。

MADE WITH TOKYO

東京「ものづくり」物語

作り手の思いが詰まった製品

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