

機械で道を拓く挑戦者のために
設計、各種部品製作、電子制御、組立て
TOKYO町工場HUBは、ハードウェアビジネスに挑戦するアントレプレナーやスタートアップを「ものづくり」の面でお手伝いします。
アイデアを具体的な形にするには、イメージを明確化し、設計に落とし、必要な部品の調達や製作を行いながら、プロトタイプを組み立て、ひとつひとつのステップを踏みながら試行錯誤を繰り返すことが必要になります。ある程度までは自力でできても、あるレベルからはプロの技術が必要になります。
TOKYO町工場HUBでは、株式会社小川製作所(東京都葛飾区、取締役 小川真由)とパートナーシップを組み、東京の多種多様な工場や技術者とのネットワークを生かし、アントレプレナーの事業成長に必要な製造・技術面でのサポートを行なっています。特にイメージを具体化する段階では対話を大事にし、アイデアを実際のビジネスにつなげていくまでの戦略的な進め方についても、一緒に検討し、丁寧なアドバイスに勤めています。
単純に技術的な相談から、総合的な事業戦略面まで奥行きのあるお手伝いできるのが、私たちの強みです。

私たちのアプローチ
日々、様々なアントレプレナーやスタートアップの方々からのご相談を受けています。様々な新しいアイデアをカタチしたいという思いを持つ挑戦者たちに、ものづくりの側面から具体的な方法論や手段を提供し、事業のスタートや成長をお手伝いしています。
そういった中で、「そもそもものづくりの進め方がわからない」という相談が非常に多いです。つまり、ご自身のアイデアをカタチにするにあたって、どのようなアプローチが良いのか、どのようなステップを踏むべきかという点について、不案内な人が多いのです。これに関連して、コストや費用についても、十分な知識や経験がない方々がほとんどです。こうしたことは、製造面での課題として相談者から提示されるのですが、本質的には、事業戦略と密接に関わっているものです。
私たちは基本的には製造・技術面でのパートナーとなるべくサービスを提供していますが、同時に相談者の事業戦略そのものに深く関わるものだと理解しています。Aというゴールに向かって、様々なオプションがある中、なぜBという方法をとるのかという点については、単純にものの作り方の話だけでは結論を出せないものです。相談者のリソース(人材、予算、時間など)をよく理解することから始め、相互のリスクとバランスを考慮の上、各種の提案を行い、話し合い、合意を得ながら進めています。
実際、新しいことに挑戦するということは、失敗を想定するということです。予想がつかないことも多く、前提条件が変化することもあります。決まりきったテンプレートがあるわけでもなく、個別案件それぞれに固有の課題と機会があります。そのような相談者の試行錯誤の歩みに寄り添い、リスクをできるだけ回避しながら、確実に前進できる方法を一緒に考えることを重視しています。

事例
株式会社アサブロ :サウナストーブ開発


WEBサービス・アプリの開発請負、サウナグッズの企画・開発・販売を手がける株式会社アサブロの池田社長より「テントサウナに使えるサウナストーブを自社で作り、事業化したい」とのご相談を受け、小川製作所と共にチームを組成、製品化に向けて活動を展開しています。これまで3回にわたりプロトタイプを作り、ひとつひとつのアイデアを仮説検証しながら、着々と開発を進めているところです。
最初のアイデアは電気ストーブを開発するものでしたが、求める機能を満たすことができないことが判明。試行錯誤の末、バイオエタノールを燃料にした全く新しいコンセプトで製品開発を行なっています。これは「世界初!」(アサブロ社調査限り)の挑戦となっています。
本件についても、進め方を十分に話し合い、期待すべき成果や結果を事前に共有し、実験や試作品製作を行なっています。各実験や試作品製作は、独立した業務として区切り、仕事としてそれぞれが完結したものとなっています。これにより、相談者が成果を見直し、自由に次のステップへの移行ができる上、長期コミットによるリスクを相互に軽減することが可能です。
製品開発は途中ですが、先日アサブロ社よりプレスリリースが出されました。関心を示す事業者等からの問い合わせが増えているとのこと。
世界初!バイオエタノールを燃料としたサウナストーブをお風呂・サウナ好きのエンジニア集団アサブロが開発スタート|株式会社アサブロのプレスリリース (atpress.ne.jp)
