医療用部品の
ビクトリア型抜き加工

医療用部品にも応用されるビクトリア型抜き加工

有限会社精工パッキングでは、医療用部品の特殊な抜き型加工による製造を10年以上に渡って続けており、厳しい基準が求められる医療業界から高い信頼を受けています。医療用案件では、素材も形状も指定され、打ち抜く場合にも、それぞれの素材にあった加工が求められます。

本事例は、腰痛ベルトの芯部分の樹脂パーツです。樹脂製品は成型で製造するのが一般的ですが、本事例の場合は材質(ポリカーボ)が特殊であり、成型加工すると縦にスジが入って小さな力で割れてしまうことから、成型ではなく抜き型加工での製造を求められたものです。

しかし、通常のビクトリア型での型抜き加工では、加工品のエッジの片面が、どうして立ってしまい、医療用としては安全性に問題がありました。そこでエッジの両面に丸みを出す特殊な方法が求められます。

両面エッジなしの型抜き加工という方法

以下の写真にある3点の形状の違うポリカーボは全て加工方法が異なります。一般的なビクトリア型抜き加工で製造できるのは左の1本だけです。

中央にある部品が、エッジ面を丸くするための「両面エッジなし加工」という精工パッキング独自の特殊な型抜き加工技術を使ったもの。通常加工では、打ち抜く際に型刃と加工材料の間で多少の変形を伴うため、角を維持することには高い技術を必要とするのですが、精工パッキングでは、加工材料の変形の度合いを見極めて、角を維持したまま打ち抜くことが可能です。その高度な技術が可能にしたのが「両面エッジなし加工」で、他社では作り出せない「丸み」が重宝されています。

納期とコストの両面で競争力のあるビクトリア型抜き加工

こうした医療用のパーツは、通常成型で製造しますが、それには金型を作る必要があり、納期に時間を要しコストも高くなってしまいます。一方、ビクトリア抜き型加工であれば、木型で済みますので初期コストを抑えつつ、精工パッキングの技術力によって短期でかつ極めて低い不良品率で納品することができるようになっています。