Adachi Monozukuri Accelerator Program 2022

スタートアップのための
足立ものづくりアクセラレータープログラム2022

スタートアップのための
足立ものづくり
アクセラレータープログラム2022

「足立ものづくりアクセラレータープログラム2022(A-MAP)」は、東京都足立区が初めて実施するスタートアップのためのアクセラレータープログラムです。TOKYO町工場HUBが、企画・運営しています。ハードウエアをメインにした課題解決型の新しい製品開発や事業開発に取り組むスタートアップ事業者に向けた支援です。

第一期となる2022年度は、様々な社会課題の解決に取り組むスタートアップ3社が選ばれました。これから半年間にわたるメンタリングと7回の公開セミナーが開始されます。

活動状況

事業概要

募集終了

A-MAPが特別な理由

社会の課題解決のためのハードウエア・スタートアップ支援

社会には、様々な諸課題が山積し、地球環境の劣化や気候変動、失われていく伝統文化など、多くの問題を抱えています。TOKYO町工場HUBは、社会課題を解決する原動力は、課題と正面から向き合い、課題解決に向けて強い情熱と創造力を持つスタートアップであると信じています。

A-MAPは、その信念を具体化する活動の一つです。

今や、モノづくりは「製造業」だけの独占場ではありません。ソフトウエア開発や各種サービス業のように、日々課題と向き合う様々な分野の企業や人がリードして多くのスタートアップが誕生しています。課題に近く、ユーザに近い人々が、技術やテクノロジーを持つ工場や職人と連携し、新しいハードウエアを伴う課題解決のビジネスを展開するケースも多くなっています。

A-MAPでは、分野や規模の大小を問わず、情熱を持つ挑戦者を募集しています。

 

プログラムの目的

昨今の社会では、少子高齢化や感染症の脅威、環境問題など多種多様な課題を抱えながらも、障がい者への支援や子どもの学習機会・質の向上などにも関心が高まっています。このような特定の課題や機会に着目して、革新的な技術やアイデアを生み出し、新しい解決を提供するスタートアップは、今後、重要性を増すと考えられます。

A-MAPでは、ハードウエアをメインにした課題解決型の新しい製品開発や事業開発に取り組むスタートアップ事業者が、本格的な製品化、量産へ向けて事業を成長させることを目指しています。

スタートアップの対象ステージ

A-MAPが支援対象とするスタートアップは、以下のプレシーズシーズアーリーの各ステージにある企業または事業です。

MVP:実用最小限の製品:最小限の労力と時間で開発できるもの。実用最小限なので、必要な全てが揃っている必要はない。

想定している課題解決型スタートアップ

A-MAPにおける課題解決型スタートアップとは、人や社会の切実な課題やニーズに対して、具体的なソリューション(課題解決)を提供する製品・サービスの開発・事業化に取り組んでいる事業者のことです。

<課題解決に向けた製品例>
・障がい者向けにデザインされた服や雑貨:インクルーシブデザイン
・女性の健康課題を解決するテクノロジー・製品・サービス:フェムテック
・農業の生産性向上を目指した装置・機械:アグリテック
・燃費効率を格段に上げた電動バイク/シェアリング用の電動車椅子
・高齢者に優しい料理キット(キッチンウエア)

A-MAPでは、多様な課題解決型スタートアップの形態を想定しています。

例えば、特定の課題解決に直接取り組んでいる企業・個人、そのような企業等と協働して取り組む工場や団体、新しい機構や素材を研究している大学や研究所、そこから発生するベンチャーなど。

課題に対して既に深い理解がある場合は、初期段階での調査や仮説検証時の段取りはスムーズに進む可能性があります。一方、部外者が全く新鮮な目で課題を見ることで、今まで見過ごされてきた問題の本質や新しい解決の可能性が見えてくることもあります。

1社で単独開発するものもあれば、複数の関係者がコンソーシアムやパートナーシップを組んで開発を行う場合もあります。区内で全てが完結することは要件ではなく、区内外との協働を必要とする場合もあると想定しています。

いずれにせよ、課題や潜在的な顧客の痛みやニーズと真摯に向き合い、仮説を構築し、技術的あるいは事業的な課題について仮説検証を繰り返しながら、製品開発・事業開発を進める必要があります。

A-MAPにおける課題解決型スタートアップとは、人や社会の切実な課題やニーズに対して、具体的なソリューション(課題解決)を提供する製品・サービスの開発・事業化に取り組んでいる事業者のことです。

<課題解決に向けた製品例>
・障がい者向けにデザインされた服や雑貨
・女性の健康課題を解決するフェムテック製品
・農業の生産性向上を目指した装置・機械
・燃費効率を格段に上げた電動バイク
・高齢者に優しい料理キット

A-MAPでは、多様な課題解決型スタートアップの形態を想定しています。

例えば、特定の課題解決に直接取り組んでいる企業・個人、そのような企業等と協働して取り組む工場や団体、新しい機構や素材を研究している大学や研究所、そこから発生するベンチャーなど。

課題に対して既に深い理解がある場合は、初期段階での調査や仮説検証時の段取りはスムーズに進む可能性があります。一方、部外者が全く新鮮な目で課題を見ることで、今まで見過ごされてきた問題の本質や新しい解決の可能性が見えてくることもあります。

1社で単独開発するものもあれば、複数の関係者がコンソーシアムやパートナーシップを組んで開発を行う場合もあります。区内で全てが完結することは要件ではなく、区内外との協働を必要とする場合もあると想定しています。

いずれにせよ、課題や潜在的な顧客の痛みやニーズと真摯に向き合い、仮説を構築し、技術的あるいは事業的な課題について仮説検証を繰り返しながら、製品開発・事業開発を進める必要があります。

支援内容

各参加事業者にカスタマイズした「伴走型支援」と参加事業者全員を対象にした「ビジネス開発講座」を組み合わせた支援を実施します。

1. 伴走型支援:個別

各参加者にカスタマイズした継続的な個別コーチングによる側面支援。事業ステージに応じた経営課題に対して一緒に考え、アドバイスします。

2. ビジネス開発講座:全体

国内外で活躍するプロダクトデザイナーなどを講師に迎え、社会のトレンドや協働のあり方などを学ぶ。座学に加えて視察など、外に働きかける具体的な取り組みを実施します。

3. ネットワークへのアクセスサポート

調査や仮説検証等の際に、足立区およびメンターのネットワークにある様々な企業や団体へのアクセスをサポートします。実際の受入は、それぞれの先が諸条件を検討して可否を判断するので保証はできませんが、単独でアプローチするよりは、成功率が高いと考えられます。

紹介先等で生じる費用やコストは全て参加事業者の自己負担となります。

注意事項

「側面支援」とは、活動の主体はあくまでも参加事業者であり、直接の支援(例えば、企画書製作、営業活動、その他代行での行為を行うこと)は行わないということです。メンターの主たる役割は、経営のコーチングになります。

また、区からの補助金や助成金などの資金的な支援は一切含まれておりません。必要に応じて、区の他の支援策を併せて利用することを推奨します。講座参加のための交通費や参考文献の購入費、事業・製品開発等にかかる費用や経費は、全て自己負担となります

想定する支援例

【支援先のイメージ】
フェムテックの新製品を開発中のスタートアップ。シーズステージに入っており、既に仮説構築、簡易なプロトタイプは作ったが、MVPを製作するための製造パートナーや仮説検証を実施できるユーザーに近い協働先探しが課題。また次のステージに向けた資金調達も含め、本格事業化の準備を進めたい。

【支援内容】
適正な製造パートナー探し、MVPで想定している機能や仕様などの要件固め(製造パートナーとの調整)、予算配分とリスク管理、仮説検証に向けた協力先の選定・依頼、テストマーケティング、資金調達などの事業活動に対して側面サポート。

ビジネス開発講座(全体)予定

国内外で活躍する専門家を講師に迎え、新しい時代のプロダクツデザイン、製造、課題解決への応用など、他では聞くことのできない情報を直接聞くことのできる貴重な機会です。実際に事業が展開されている現場の訪問等も取り入れ、より深い学びや気づきがあるコースになります。

  • 参加事業者の構成を見て最終確定予定
  • ブートストラップ:内部の資本のみで事業を営む手法

実施期間

令和4年8月上旬から令和5年3月末まで。詳細な日程については、決まり次第、ご連絡いたします。

対象事業者および募集要件

対象事業者:
以下のいずれかの要件に該当する事業者

  • 中小企業基本法第2条第1項に定める中小企業で、区内に活動実態のある製造業事業者
  • 中小企業基本法第2条第3項に定める中小企業で、区内製造業事業者との協働を希望する事業者

募集数:3社

対象事業者:以下のいずれかの要件に該当する事業者

  • 中小企業基本法第2条第1項に定める中小企業で、区内に活動実態のある製造業事業者
  • 中小企業基本法第2条第3項に定める中小企業で、区内製造業事業者との協働を希望する事業者

募集数:3社

講師

スタートアップは、不確定かつ不安定な事業環境において、様々な重要な経営判断をタイムリーに行う必要があります。常に不足する経営資源(人材、時間、資金等)をいかに有効に使うか、リスクを評価しながら決定しなければなりません。

A-MAPでは、経験豊富なメンターが各参加事業者の事業ステージに応じた経営課題に対し、継続的なコーチングを行います。最終的な判断は各経営者が下す必要がありますが、検討する上での新しい視点を提供したり、方法論についてのヒントを与えたり、外部リソースの活用法やリスク評価についてアドバイスを行うなど、参加事業者に寄り添い、伴走し支援します。

リードメンター

古川 拓 TOKYO町工場HUB代表

京都大学法学部卒。バンカーとして日米で通算15年間勤めたのち、2004年に独立。創造力ある人材や優れた技術で社会課題の解決を促すソーシャルデザイン/プロデュースの道を進む。複数のスタートアップを立ち上げた起業家であるとともに、ベンチャーファンドの取締役、財団理事等を歴任し、国内外で活動してきた。2017年よりTOKYO町工場HUBの事業を始め、現在に至る。

2009年より2020年まで11年間に渡り、東京大学大学院新領域創成学科の非常勤講師として同大学院の環境マネジメントプログラム「持続可能な社会のためのビジネスとファイナンス(全10回)」を教えた。

ゲスト講師

アンディY.W. リー氏 ARVenture Studio Limited 創業者/Director

ロンドン芸術大学(Central Saint Martins School of Art and Design)で学び、香港理工大学でデザイン修士を取得。プロダクトデザイン・開発の第一線で25年以上にわたり活躍し続けている。競技用の水着から電動自動車まで幅広い分野で製品デザイン・開発に関わる。Audiovox、バンダイ、Phillips、Speed ,Timexなど世界の著名企業のプロダクトに携わってきた。ロンドンと香港に拠点を持つプロダクトデザイン事務所ARVenture Studio Limitedを設立し、現在に至る。

小川真由氏 株式会社小川製作所 取締役

慶應義塾大学理工学部卒業(義塾賞受賞)、同大学院理工学研究科修士課程(システム工学、航空宇宙工学)修了後、富士重工業株式会社(現 株式会社SUBARU)航空宇宙カンパニーにて新規航空機の開発業務に従事。精密機械加工メーカーにて修業後、家業である小川製作所に合流し、医療器具や食品加工機械分野での溶接・バフ研磨などの職人技術による部品製作、5軸加工などを駆使した航空機や半導体製造装置など先端分野の精密部品の供給、3D CADを活用した開発支援事業等を展開。日本の経済統計についてブログやTwitterでの情報発信。

アルビン チェン氏 Tokyo Keyboard 代表

カリフォルニア美術大学サンフランシスコ校でデザイン戦略の修士(MBA)を取得。シリコンバレーで10年間デザイナーの仕事をした。日本に移住しTEDxTokyoの立ち上げに関わったのち、ソーシャルイノベーションのコンサルタントとして活躍。Microsoft、Google、Bayer、サントリー、日産などの案件を手掛けてきた。東京の職人技術とものづくりを再定義するMade in Tokyoの電化製品ブランド「Tokyo Keyboard」を立ち上げる。また日本初のコーヒーサブスクサービスを展開するABC Coffee Clubの創業メンバーでもある。

申込期間

令和4年7月1日(金曜日)から7月22日(金曜日)必着

申込方法

1. 応募方法

申請書(以下の足立区のホームページより関連PDF・Wordファイルをご利用ください)に必要事項を記入し、郵送、ファックス、窓口で申込み。

2. 提出先

〒120-8510
足立区中央本町1-17-1 足立区役所南館4階
足立区 産業経済部 産業振興課 ものづくり振興係 
FAX:03(3880)5605
(土日祝日を除く 午前8時30分~午後5時15分まで)

【注意事項】
・必要に応じて参考資料の添付をお願いします。
・受け取った申請書・資料等の守秘義務は厳守いたします。
・資料の返却には応じられません(当方で適切に処分します)のでご了承ください。

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