10歳のためのものづくり学習プログラム

      10歳のための
      ものづくり学習プログラム

      TOKYO町工場HUBは、東京の国立大学付属の小学校からの委託を受け、ものづくりをテーマにした「10歳のためのものづくり学習プログラム」を企画・運営致しました。本プログラムは全4回シリーズで、児童たちが体系的・立体的にものづくりを学習できるように、セミナーや校外学習を組み合わせた、とてもユニークなものとなっています。

      経緯

      委託を頂いた小学校では、全学年でプロジェクト型学習プログラムを展開しています。同じ学年の児童たちが1年をかけて一つのテーマにプロジェクト仕立てで取り組むもので、4年生の生徒たちは「ものづくり」を自分たちのテーマに選びました。学校側では、そのテーマを押し進めるに当たっては、外部のコーディネーターが必要と考えて、TOKYO町工場HUBにご相談があったものです。「ものづくり」というテーマにおいて、児童たちの視野を広げ、体験的に学びを深めていけるようなプログラムを企画し、運営して欲しいということでした。これを受けて、4回シリーズのプログラムを開発し、2019年10月〜12月に各セッションを実施致しました。

      プログラム内容

      本プログラムは、ものづくりを体系的・立体的に学ぶことができるように、各分野の専門家にご協力をいただき、多様なセミナーや校外学習を組み合わせた非常にユニークな内容になっています。このプログラムを通じて、児童たちが、私たちの生きる社会や経済、技術開発、地球環境や持続可能性といった、ものづくりと深く結びついた事柄についても考えることができるようにデザインしています。

      4回シリーズの内容は、以下の通りです。

      第1回目:航空機とものづくり

      講師:株式会社小川製作所 取締役 小川真由さん

      第1回目は、プログラム全体のオリエンテーションとして、新型航空機開発の設計部門で仕事をしていた経験のある小川さんを招き、航空機の設計と開発をメインテーマに、ものづくりの面白さ、広がり、奥深さを伝えるセッションを行いました。

      ものづくりとは何か。車や飛行機を作るためにどれほどの数や量の部品が必要か。それは、誰がどのように作っているのか。児童たちの好奇心を刺激することを目指しました。

      第2回目:カメラとものづくり

      校外学習 & ワークショップ @NIKON
      講師:株式会社ニコン デザインセンター主任研究員 渡邉純人さん

      第2回目は、日本を代表するカメラメーカーである株式会社ニコンのご協力を得て、ニコンミュージアムの見学と、同社デザインセンターの主任研究員である渡邉純人さんがファシリテートするデザインワークショップを組み合わせたセッションを実施しました。

      デザインワークショップでは、商品設計やマーケティングの基本的な事項を抑えた上で、新型カメラをデザインする内容で、非常に盛り上がりました。

      第3回目:町工場への訪問

      校外学習 足立区・葛飾区の町工場へ

      第3回目は、全学年の生徒106名と引率者(先生と保護者)24名の合計130名を10グループに分けて、足立区と葛飾区の町工場を訪問し、葛飾柴又の街を見学しました。

      日本のものづくりを底から支える町工場を訪れ、現場で働く人々との対話を通じて、ものづくりの奥深さに触れることを目的にしたものです。14の企業と団体のご協力を得て、実現しました。

      第4回目:未来のものづくり

      講師:早稲田大学 大学院 創造理工学研究科 総合機械工学専攻(博士課程)三宅章太さん
      講師:TOKYO町工場HUB 代表 古川 拓

      最終回は、未来のものづくりをテーマに、ロボット開発のTEAM AISAACのリーダー三宅章太さんに人工知能とロボットについて話していただき、その後、TOKYO町工場HUBより「これからのものづくり」について話して、プログラムを締めくくりました。

      各セッションのレポート