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シン製品開発講座4回シリーズ開始

スタートアップのための特別公開講座

TOKYO町工場HUBが足立区からの委託で推進しているA-MAP(スタートアップのための、あだちモノづくりアクセラレータープログラム)は、公募によって採用されたスタートアップ企業を約1年間にわたりメンタリングし、事業展開を加速化するプログラムです。今回は、その一環として4回シリーズの特別公開講座を開催します。

価値創造を考えるセミナー

「良い製品を作れば売れる」「売れないのはよい製品を作れていないからだ」「アイデアが足りないからダメだ」こうした発想は、50年ほど前に日本の経済成長を加速させましたが、同時にその後の経済を大きく低迷させる要因ともなりました。日本はいまだに「新製品開発」の成功体験から抜け出すことができないでいます。

令和に生きる私たちは、「良い製品」ではなく「価値」を作らなくては、ビジネスが成り立たなくなっています。今の時代に価値を創造するとはどういうことか。どのように価値を創造すれば良いのか。ビジネスとして、さらには社会を変える力として、価値創造を考えます。

第1回

シン製品開発で夢をカタチにする方法

・事業目的を突き詰める:時代遅れの「新製品開発」から脱却し、価値創造を目指す
なぜ製品開発をするのか、思いやアイデアを具体的に製品開発につなげるためにはどうしたら良いか、製品開発の成功につながる根本の考え方について語ります。

第2回

シン製品開発:成功と失敗を分ける鍵

・製品開発における仮説と検証:「新製品開発」思考に振り回されずに失敗を避ける方法
多大な時間やコストをかけて、誰からも必要とされていない製品を開発することは無駄に他なりません。こうした失敗を避け、製品開発を成功させる術を話します。

第3回

シン製品開発のために稼ぐ力をつける

・価値創造と収益の獲得:ビジネスモデルを考える
収益の獲得を考えずに製品開発をすることは、コストを浪費する結果になりかねません。製品開発のビジネスは販売だけではなく、目的に応じて多岐にわたります。稼ぐためのヒントを語ります。

第4回

シン製品開発で社会を変える

・課題解決と事業戦略:目の前にある見えていない課題を探す
モノがあふれる現代において、社会を変える意思を持つことは結果的に消費者に寄り添い、ビジネスを発展させることに繋がります。社会の課題を見つけ出すための考え方について話します。

講師

TOKYO町工場HUB代表

古川 拓

京都大学法学部卒。バンカーとして日米で通算15年間勤めたのち、2004年に独立。技術と創造力で社会課題の解決を促すソーシャルデザイン/プロデュースの道を進む。自ら起業家として活動しつつ、ベンチャーファンドの取締役、財団理事等を歴任し、国内外で活動してきた。2017年よりスタートアップのエコシステム構築を目指すTOKYO町工場HUBの事業を開始。2022年より和文化(工芸、芸能、食文化)を海外向けにプロデュースするTokyo Heritage Partnersを立ち上げる。2024年より一般社団法人ロボットスポーツ協会専務理事、株式会社ロボットスポーツリーグ代表取締役会長に就任し、現在に至る。
2009年-2020年:東京大学大学院新領域創成学科の非常勤講師(持続可能な社会のためのビジネスとファイナス)。現在、東京都足立区の経済活性化会議他、各種審議委員会の委員を務める。