TOKYO町工場HUBは、東京都のイーストサイド(足立区、葛飾区など)の100社以上の町工場のネットワークを核にしたビジネス・プロダクション・カンパニー(Business Production Company)です。中小企業、起業家/ベンチャーを対象に、新製品開発や新事業開発を総合的にサポートする事業を展開しています。

2017年5月に事業を開始後、土台となる町工場を厳選し、信頼をベースに有機的なネットワークを構築してきました。また町工場の魅力を高めるため、共同事業の立ち上げや、経営支援にも取り組んでいます。現在では、機械設計・開発から金属や樹脂加工、伝統産業まで、多種多様な分野の町工場との連携で、幅広いものづくりのニーズに応えることが可能になっています。

2021年より、構築したネットワークをベースに、長年にわたる事業開発の経験とノウハウを組み合わせ、新しい製品開発やビジネスモデルに挑戦する事業者に向けて、本格的な支援サービスの提供を開始しました。また、これまでの知見を共有すべく、様々な形で情報発信も行って参ります。

株式会社という法人格を持ちますが、年会費を必要とする業界団体やマッチング・サービスやネットワーキングを提供するIT企業ではありません。また、HUBが構築した価値を、様々な形態で必要とする企業や団体に提供していますが、町工場を対象にしたコンサルティング会社や、行政の補助金を目当てにした助成事業でもありません。

価値創造に向けてデザインされた町工場ネットワーク

新時代の戦略的パートナー

新製品開発や新事業開発に必要なリソースを全て自前で揃えることには、人材面での課題があるだけでなく、事業推進上のリスクを伴うことになります。特に、昨今のような予想できない市場や社会環境の変化に対応するためには、戦略上、柔軟かつ機動的な事業体制を構築する必要があります。

一方、このような時代は、規模が小さくとも、新しいアイデアやデザインを持つ個人やベンチャーが、国内外のネットワークやリソースを縦横に活用して、夢を形にすることが可能な時代になっています。

新時代に適した事業構築のエコシステムの一端を構築しようというのが、TOKYO町工場HUBのビジョンです。その核となるのが、東京の厳選された町工場であり、多種多様な産業や分野との繋がりです。それはリスクやコストをコントロールしつつ、ダイナミックに新しい分野に挑戦することを可能とするものです。

大胆に挑戦するためのエコシステムをデザイン

新たな挑戦にはリスクが伴います。人材や資金的なリソースに制約がある中、いかに大火傷をせずに大胆に挑戦し、改良改善を続けられるか。TOKYO町工場HUBのネットワークは、この課題の実践的なソリューションとなるようにデザインされ、具体的なノウハウを日々蓄積しています。

実験を可能とする

HUB全体として多種多様な分野の技術や設備をカバーしており、自在に製品開発の実験を行うことが可能です。

スピードを早める

製品や事業開発のスピードを早めるための設備導入、コミュニケーションの改善などの工夫を蓄積しています。

バッチサイズを小さくする

小さなバッチサイズに対応します。開発や実験のスピードを高めると共に、リスクコントロールが可能です。

目指す未来

小さな企業や個人が信頼しあえるパートナーと自由に組み、ミニマムなコストでグローバルに事業展開するための次世代のビジネスエコシステムの構築を目指しています。

21 世紀が直面する様々な社会的・経済的な課題を乗り越えるイノベーションを生む出すためには、自由で公平、新しいことに挑戦する人たちが生かされる社会を作っていく必要があると考えています。将来は、グローバルなスケールで有機的につながるクリエイティブ・クラスターとして、社会の様々な課題を解決する製品やサービスをたくさん作り出すことを夢見ています。

TOKYO町工場HUB代表

古川 拓 Taku Furukawa

経  歴
京都大学法学部卒。大学卒業後、住友銀行(現三井住友銀行)に入行し、東京本部で調査・企画業務を担当したのち、米国に通算10年間駐在、法人取引に従事した。15年間に及ぶ銀行員を勤めた後、2004年に独立。次世代の文字認識技術の研究開発を行うスタートアップを皮切りに、自ら国内外の数々のスタートアップを立ち上げた。ベンチャー投資ファンドの取締役や米国財団の理事なども兼任。バングラデシュでの通信インフラ事業や教育事業の立ち上げにも10年以上関わり、途上国での社会起業に力を注いできた。2017年5月にTOKYO町工場HUBの事業を立ち上げ、現在に至る。

東京都足立区の経済活性化会議、副会長(2020年12月-)他、各種審議委員会の委員も務める。

■ 学術関連
・2009年より11年間に渡り、東京大学大学院新領域創成学科の非常勤講師として同大学院の環境マネジメントプログラムにおいて「持続可能な社会のためのビジネスとファイナンス(全10回)」を教える(2009年-2020年、留学生対象の英語講座)。
・2018年より一橋大学大学院 ICSにて超高齢化社会をテーマにした世界のExecutive MBA生対象の一週間のプログラムの企画・運営に関わる。