The Anshindo, a Pad Printing company

株式会社 安心堂

株式会社安心堂は、1974年に東京都足立区で設立された「パッド印刷」専門の印刷会社。パッド印刷とは、凹版とシリコンパッドを利用して、平面だけでなく局面や凸凹面にも正確かつ精緻な印刷が可能な特殊な印刷法。パッド印刷が創造しうる付加価値を多面的に追求し、顧客の新しい価値創造出の可能性を切り拓いている。

安心堂が大切にしていること

人をよろこばせる喜び

パッド印刷を通じて、人を喜ばせたい。そのことを喜びとするのが当社の理念。オープンな雰囲気は、「試作工場」と呼ばれるスペースに入ればすぐわかる。ドアは、全て透明なガラス。工場と聞けば近寄りがたいところが多いけど、ここでは自分の家に帰ってきたような笑顔で迎えてくれる。そういうところだから、米粒に三行の宣伝文句が入った世界一小さな広告を作ってほしいといった、他では到底できない面白い仕事が次から次へと入ってくる。

印刷業といえば、クライアントからの依頼を受けて印刷を行う受託ビジネスがほとんどだけど、安心堂のビジネスは少し違っていて、今までにない新しい考え方で付加価値を生み出している。人を喜ばせることを徹底的に考えたら、こういう展開になるという一つの典型がここにある。

安心堂のビジネス

パッド印刷の伝道師

安心堂の大きな特徴は、パッド印刷の普及を事業の中心に据えていること。同社が開発した「手動式小型パッド印刷機なんでもくん」は、顧客の少量多品種生産のニーズに応えたもので、製版から印刷まで自分でできる。本製品によって印刷を事業として開始する人や、印刷を社内工程に組み込むところなどが増え、新しい付加価値を創出している。

試作工場

オリジナルブランドのグッズを作りたい、試作をしてみたいというフリーランスや個人営業のデザイナーやクリエイター向けに、個人がパッド印刷機やシルクスクリーン印刷機を利用して印刷ができる会員制の「試作工場」を運営し、作業場所とプロのサポートを提供している。

自社製品の開発

安心堂では、自社の技術を活用した様々な製品を自社で開発している。「なんでもくん」のほか、どこにでも印刷できる「じざいくん」、オリジナルインソール「元氣源」、文字入りお線香『焚経香』、ハンコ屋さん「ゴッコ」などである。どの製品も人を喜ばせることを念頭に制作され、今も新製品の開発に余念がない。

デザイナーやクリエイターが注目

デザイナーやクリエイターの間で大きな人気を誇る「デザインの引き出し」2019年2月発行において、安心堂の卓上パッド印刷機「なんでもくん」が「紙もの文具DIYの強い味方」として6ページに渡って特集されている。

Tokyo Business Junction

ハンコ屋さん「ゴッコ」リニューアル・プロジェクト

ハンコ屋さん「ゴッコ」
リニューアル・プロジェクト

安心堂が2011年に自社製品として開発し、販売してきたハンコ屋さん「ゴッコ」のリニューアルとクラウドファンディングによるテスト販売をTokyo Business Junctionの最初のプロジェクトして協働で取り組む。

パッド印刷の製版技術からヒントを得て開発された同製品は、パソコンで描いた図柄をフイルムに印刷、または黒いペンでフィルム上に手書きし、UV硬化樹脂とセットして太陽光に当てることで、簡単にハンコができがるという優れたもの。様々な子供向けワークショップで大好評を博し、現在に至る。

今般、安心堂の丸山有子さんとともに、このハンコ屋さん「ゴッコ」を全面的にリニューアルし、製品のコンセプト、ターゲット、ユースケースなどを見直し、新しい市場開拓・ビジネスモデルの構築に挑戦する計画。

ハンコ屋さん「ゴッコ」

子供が書いた絵が、ハンコとして残る。自分が書いた絵がハンコになる。なんて面白いんだろう。うまくいくこともあるし、うまくいかないときだってある。でも、自分で作ったものには愛着が湧く。

凹版だから、出来上がりが版画みたいになる。これも、なんともいえない味があって楽しい。

ハンコ屋さん「ゴッコ」

子供が書いた絵が、ハンコとして残る。自分が書いた絵がハンコになる。なんて面白いんだろう。うまくいくこともあるし、うまくいかないときだってある。でも、自分で作ったものには愛着が湧く。

凹版だから、出来上がりが版画みたいになる。これも、なんともいえない味があって楽しい。

丸山有子さん/専務取締役
営業推進部 部長

「印刷に育ててもらった」と語る安心堂の専務取締役 丸山有子さん。創業者で現会長の丸山寛治氏の下で、同社の新しい時代を切りひらくため、様々な分野に積極的に取り組んでいる。

同社の「試作工場」も有子さんが始めた事業。そのホームページに書かれたコンセプトには、町工場と印刷の魅力が素直な言葉で書かれている。

会社をつぶしてはいけないという強い覚悟をもっている一方、「面白くなければ続かない」とも感じている。大口の下請けをやっていた時代には感じることができなかった「人を喜ばせる喜び」を、直接小ロットを請け負うようになってからは実感できるようになったと語る。

二人の素敵なお嬢さんの母であり、地元のラジオ番組のパーソナリティも務める。「惹きつける」という言葉が服を着て歩いているような人。

町工場って不思議。

本当は、こんなことやってみたい?こんなことできるかな。

そんな気持ちを、カタチに変えるお手伝いが出来るんです。

私たちの工場は「印刷」をしています。

実は印刷って、とても身近なものなんです。

見渡せば、ほら、。

おもちゃも、マグカップも、ボールペンも、ビニール袋だって。

何もかも、印刷がされています。

印刷がなかったら、何もかもが味気ないものになってしまいます。

印刷って、実は縁の下の力持ち。

たった1つ印刷がされるだけで、とても魅力的になるんです。

町工場って不思議。

本当は、こんなことやってみたい?
こんなことできるかな。

そんな気持ちを、カタチに変える
お手伝いが出来るんです。

私たちの工場は「印刷」をしています。

実は印刷って、
とても身近なものなんです。

見渡せば、ほら、。

おもちゃも、マグカップも、
ボールペンも、ビニール袋だって。

何もかも、印刷がされています。

印刷がなかったら、何もかもが
味気ないものになってしまいます。

印刷って、実は縁の下の力持ち。

たった1つ印刷がされるだけで、
とても魅力的になるんです。

「試作工場」コンセプト 一部抜粋

安心堂の技術

安心堂の優れた技術は、足立区が認定する「足立ブランド」の第一号として選定されたことからも証明されている。「印刷の駆け込み寺」と呼ばれるほど、他では難しい案件が持ち込まれてくる。

会社概要

1. 会社名:株式会社安心堂<br/ >2. 住所:〒123-0872 東京都足立区江北3-21-6
3. 設立:1974年8月17日
4. 代表取締役:丸山幸子
5. 事業内容:
成形物への印刷(パッド印刷・UV印刷・スクリーン印刷)、手動式小型パッド印刷機「なんでもくん」の設計販売、創造的印刷物の製造、オリジナルお線香「焚経香」製造販売、バランスインソール「元氣源」製造販売。
6. ホームページ: http://www.nandemokun.net/