味噌汁ボックス・プロジェクト開始
未来デザインでプレゼン
TOKYO町工場HUBは、料理研究家の大瀬由生子先生と組み、「食文化・食育×ものづくり×社会」をテーマにした新しいビジネスの開発に取り組んでいます。今般、大瀬先生を未来デザインにお招きし、推進しているプロジェクトのひとつ「味噌汁ボックス」のプレゼンテーションとデモンストレーションを行っていただきました。
「味噌汁ボックス」プロジェクトは、味噌汁を飲むことをもっと気軽に日々の生活に取り込むためのアイデアとして生まれました。コーヒーを飲むような気軽さで味噌汁を飲めるようなライフスタイルや職住の環境づくりを提案するものです。プロジェクトは、そのコンセプトを具体的な形や仕組みに落とし込み、広く普及させるためのビジネスモデルをデザイン、持続的なビジネスに育てることを目的にしています。
今回は、未来デザインのメンバーとミユキアクリルのスタッフの方々にも集まって頂き、大瀬先生に味噌や発酵食品について話していただいた後、実際に味噌汁ボックスのプロトタイプのデモンストレーションを行いました。
「味噌汁ボックス」は、コップの中に味噌と鰹節と乾燥した具材を混ぜて、熱いお湯を注ぐだけ。それだけなのだけど、様々な具材から好きなものを選び、2種類の味噌を自分の好みで調整できるところが何とも言えず楽しい。本格的に作った味噌汁に引けを取らない出汁のうまさと味わい。参加者には大好評でした。
インスタントの味噌汁が普及し、似たものとして味噌玉のような既製品もありますが、「味噌汁ボックス」では、日本人の伝統的な食文化を見直すという観点を大事にし、発酵食品を食生活に取り入れて元気で健康に暮らすライフスタイルを様々な形で提案してまいります。
FOOD LIFE SCHOLARS
フード・ライフ・スカラーズ
フード・ライフ・スカラーズ(Food Life Scholars)は、料理研究家の大瀬由生子先生とTOKYO町工場HUBのパートナーシップで展開する「食」と「ものづくり」をテーマにした新しい事業です。
人類にとって「食べること」と「ものを作ること」は密接不可分な関係にあります。私たちは食べるために道具を発明し、長い年月をかけて経験や技術を進化させてきました。その進化の先に文明が生まれ、食文化が発展し、現代へとつながってきています。そして、日本人には日本人の、現代には現代の食文化があるのです。
新しい価値観や社会のニーズに応えつつ、伝統的な食文化に現代的な価値を見出して、今の日本人にとっての食文化を「食」と「ものづくり」の視点から見直し、今の時代にふさわしいモノやコトを提案します。それはまた、これからのライフスタイルを考えることにもつながっていくでしょう。
未来デザイン
未来デザインは、プロダクトデザイナー、製造業の経営者、ビジュアル・ディレクター、建築家、ビジネス・プロデューサーなど、多種多様な分野と業種のエキスパートが集まり、「これからの、豊かさ」をテーマに新しい価値をつくりだそうとする協創プロジェクトのプラットフォームです。
TOKYO町工場HUBは、メンバーの一員として未来デザインの事業プロデュースを担当しています。