背景・経緯

TOKYO町工場HUBは、あだち異業種交流会「未来クラブ」足立ブランド「ユース」の協力の下、一橋大学大学院 国際企業戦略研究科(ICS)とカナダのブリティッシュ・コロンビア大学(UBC: Sauder School of Business)が主催する終日のプログラム「あだちグローバルビジネス会議2018 (Tokyo Factory Immersion 2018)」を企画・運営し、2018年2月14日(水)に無事終了することができました。

本プログラムは、ICSとUBCが提携して、様々な国の文化・社会・経済を体験して経営を学ぶプログラムであり、数年来開催されているものです。 これまでは、大企業の訪問を中心とするプログラムでしたが、今回は、東京の中小企業によるものづくり現場を学びたいという一橋大学からの要望をTOKYO町工場HUBが受け、足立区での国際交流プログラムが実現しました。

プログラム概要

本プログラムは三部構成となっており、終日のプログラムとなっています。

第一部:講義

東京の町工場の歴史と現状を解説し、次世代の国際ビジネスの中での町工場が果たしうる可能性についてディスカッション。第二部で見学する町工場の見どころについても解説。

【要旨】従来、国際ビジネスは人と資金と特別なネットワークが必要であり、多国籍に展開するには様々なリソースをもつ大企業であることが必要条件であった。しかし、現在では小さな企業、あるいは個人でも相当のことが極めて低コストで可能になっている。その意味で、小企業のビジネスのオプションは飛躍的に広がっていると言え、東京の町工場にはグローバルなビジネスの中で新しい役割を担いうるのではないか。しかし、有象無象にある小企業の中で、いかにグローバルに自らの信用を獲得し、また信用できる取引先を見つけるかは容易ではない。その目をどう養うかは、経営者の大きなテーマとなるだろう。

第二部:町工場見学

足立区にある足立ブランドの町工場を中心にした12の工場にご協力をいただき、全体を7グループに分けて、お昼を挟んで各グループが2つの町工場を見学するコースを手配。

【ご協力をいただいた町工場のみなさま】

株式会社安心堂、有限会社カシマウェルディング、有限会社三幸、株式会社ナカザ、沼田光器株式会社、小川畳店、株式会社オーエム、パッケージアート株式会社、株式会社シマヤ出版、有限会社篠原刃型、株式会社トミテック、ザオー工業株式会社

第三部:ワークショップ

大会議室に町工場の経営者や足立区民を招き、90名を超える参加者を12のグループに分けてワークショップを実施。世界各国の出身者と共に日本とそれぞれの国の機会や課題について話し合った後、ポスト東京オリンピックのレガシーを考えてポスターを作る課題で大いに盛り上がりました。

本プログラムのための特別ホームページ製作

TOKYO町工場HUBは、本プログラムのための特別ホームページを製作しました。事前にある程度の知識を持ってプログラムに臨んでほしいという願いと、プログラム終了後も振り返りができるようにしています、内容は、プログラムの概要、訪問するそれぞれの町工場の魅力紹介、技術的な解説、足立区の情報などで、また終了後に各町工場から参加者へのメッセージ動画を作ってアップしています。

Tokyo Factory Immersion 2018のホームページ:https://tokyofactoryimmersion2018.com/

町工場の紹介ページ

訪問する町工場のそれぞれを紹介するページを製作。会社概要や業務内容だけでなく、技術的な解説(例えば深絞りとは何か、など)も行なっています。

町工場の紹介ページ:https://tokyofactoryimmersion2018.com/the-adachi-factories/