スタートアップとは、培養液に入った試験管やシャーレの中で育つものではなく、社会や街の中で生まれ、育まれ、成長するものだと考えています。地域の人々がビジョンに共感し、挑戦者を応援、温かく受け入れるような街。スタートアップ同士が連携したり、刺激を与え合ったりできる街。伝統的なものと革新的なものが豊かに対流し、新しい価値が生み出される街。未知の分野に挑戦する起業家やクリエイターにとって魅力的な地域や街をつくることで、人や企業、資金や情報が国内外から集まってくるエコシシテムが出来上がってきます。
TOKYO町工場HUBでは、足立区を中心として街づくりをボトムアップで活性化する取り組みを続けています。地域の方々ともに持続可能で多様性のある社会と生活をテーマに、様々な活動を展開しています。内部で完結するのではなく、外部からのアクセスを促し、新しい化学反応を起こすことに力を注いでいます。
自立型ロボットがサッカーで競うロボカップに参戦するロボット開発グループ「Team Aisaac」を2018年から支援しています。早稲田大学の大学院生たちが立ち上げたもので、現在は社会人チームになっています。
東京都足立区内外の工場経営者、プロダクト・デザイナー、マーケター、アート・ディレクターなどが集まり、「新しい豊かさ」をコンセプトにした製品やサービスのブランドづくりに2018年から取り組んでいます。
葛飾区、足立区、墨田区、荒川区などで活動されている伝統職人たちとのコラボレーションを続けています。若い世代や海外の人たちとの交流を深めたり、新しい市場を開拓したり様々な事業に取り組んでいます。
2021年より東京観光財団が推進する欧米豪の富裕層を対象にした観光開発に伝統工芸分野のエキスパートとして関わっています。ツアープログラム開発や高級ホテルや旅行代理店向けの研修も行っています。
2021年より足立区の経済活性化委員会の委員に任命され、区の産業の活性化に向けての提言を行っています。2023年の第2期も継続することとなり、区の発展に貢献したいと考えています。
2022年より開始されている足立区でのスタートアップ・アクセラレータープログラムの一環として、一般の足立区民や学生に向けたスタートアップをテーマにした特別公開講座を実施しています。
地球村研究室代表の石田秀輝先生を足立区にお迎えし、オープン・フォーラムを開催しました。厳しい地球環境の制約の中で、心豊かに暮らせるライフスタイルとテクノロジーのあり方についてお話し頂きました。
一橋大学大学院(ICS)とカナダのBritish Columbia大学からの依頼で学生たちを対象にしたビジネス研修を実施。町工場を視察し、各国から来た学生たちと区民を交えた100人規模のワークショップを行いました。
音楽アーティストであり、表現教育者であるひなたなほこさんが主催したファミリーミュージカル「ひなた号の冒険」のプロデュースに参加。事業面での立ち上げを支援しています。
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