ものづくり経営についてディスカッション

これからの中小製造業の経営

石川県の製造業を営む若い経営者2名が、TOKYO町工場HUBに来訪され、株式会社小川製作所にて、小川真由さんと共に、中小製造業のこれからの経営について、3時間にわたりディスカッションを行いました。

来訪されたのは、ヨシオ工業株式会社の取締役 徳野新太郎さんとダイエー株式会社の専務取締役 白榮洋和さんです。両名は、石川県の中小企業の活性化に尽力されていて、活動の参考にしたいということで、わざわざ東京にお越し頂きました。

話題は、広範囲にわたりました。個社としてどのように新しい市場を切り開いていけるのか、ネットワークやクラスターという枠組みをいかに生かすか、今の商慣習をどう変えていけるのか等々。グローバル化が当たり前のビジネスの世界で、中小企業が付加価値を生み出すために、どう考え、どう行動すべか。議論は尽きません。これらの問いかけは、次世代を担う経営者たちにとって大きな課題であり、また機会でもあります。

地域や業種は違いますが、それぞれが家業である製造業を継ぐ立場にあり、機械や金属加工と事業の範囲も近いこともあり、話は最初から熱を帯びて、あっという間に時間が過ぎてしまったようでした。

夜は、ファッション関係という分野の違う足立区の若手経営者である株式会社椎名製作所の椎名直之さんと、株式会社マーヤの菅谷正さんを招き、夕食会を開きました。こちらも、大盛り上がりで、時間がいくらあっても足りないようでした。

石川県は、様々な分野で先端的な取り組みをしているところというイメージがありましたが、二人に出会って、ますますその思いを強くしました。ぜひ、機会があれば、石川県にも訪問したいと思います。