第1回目:ものづくりの基本
ものづくりをテーマにしたプログラム
東京の小学校からの委託でTOKYO町工場HUBが企画・運営しているものづくりをテーマにした「10歳のためのものづくり学習プログラム」の第1回目を2019年10月11日(金)の5時限目と6時限目を使い行いました。対象は4年生全員(約100名)で、今回が全4回シリーズの初回になります。これから12月まで、さまざまな活動を行います。
初回はものづくりの基本を学びます。葛飾区の株式会社小川製作所の小川真由さんをゲストに迎え、ものづくりとは何か、私たちの生活とものづくりの関わりを学んでもらいながら、飛行機をテーマにクイズや解説を交えて学んでもらいました。
ものづくりとは何か
本プログラムではものづくりを「自然に手を加えて、(人の役に立つ)新しい形をつくること」というように説明しています。ものをつくるという行為が、地球の持つ資源や太陽からの恵みを土台に成り立っていること、そこを離れて人間の生活の営みがあるわけではないということをまずは知ってほしいと思います。21世紀をこれから生きる子供達の認識としてとても大事なことだからです。
飛行機から考えるものづくり
小川さんは、富士重工(現スバル)で新型航空機の設計を担当していたご経験があり、今回は飛行機をテーマにし、世の中で作られている様々なものがどのように作られているのかを考えるためのシナリオを準備しました。車やジャンボジェット機の部品数をクイズで出し、その部品類を作っている町工場の仕事や役割についても解説しました。
小川さんに対する質問タイムでは、「なぜものづくりの仕事についたのですか」とか、「特殊なネジというのは、どういうネジなのか」など、たくさんの質問が出て盛り上がりました。
最後に世界記録を持つ紙飛行機をみんなで作り、体育館で飛ばす遊びも組み込んで、大いに楽しんでもらいました。
次回は、カメラメーカーのニコンさんにご協力をいただき、同社のニコンミュージアムを舞台に、大企業のものづくりについて学びます。こちらもワクワクする内容になっています。
小川さん、今回もご協力をいただき、どうも有難うございました!