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ロボットスポーツ協会の設立

ロボット競技のプロスポーツ化へ

TOKYO町工場HUBは、三宅 章太氏(早稲田大学創造理工学部総合機械工学科 助教)が率いるロボット競技を愛する若者たちと共に一般社団法人ロボットスポーツ協会(RSA)を設立しました(2023年12月26日法人登記)。

RSAは、教育目的のみに限定されていたロボット競技を、誰でもが楽しめる競技・エンターテインメントとしてアップデートし、プロスポーツ化することを目的としています。その新しい分野を「ロボットスポーツ」と名付け、新産業として発展させていきます。

設立趣意

現在、世界中で多くのロボット競技大会(ロボコン)が開催されており、そのスペクタクルは多岐にわたります。ロボットの性能、操作、連携、さまざまな側面で競い合う科学者、技術者、ロボット愛好者の方々が、競技の舞台に挑戦しています。過去30年にわたり、AIおよびソフトウェア技術の進化、高度な通信技術の普及、メカニクスの技術革新により、ロボット開発は大きな飛躍を遂げ、ロボコンも発展してきました。

これらのロボコンは主にアマチュアの領域で行われており、学術的な研究の枠組みを超えず、産業応用も限られたものでした。大半が教育を目的として実施されるもので、プロフェッショナルな活動とは別物とされてきました。そのため、一般的に認知度は低く、広がりも限定されたものとなっています。

しかし、ロボット競技には、たくさんの魅力があります。競技者としても、観戦者としても楽しめる要素を無限に持っています。ロボット競技大会を一般の人々にも開放、参加や観戦の機会を提供し、エンターテインメントとして楽しむべきものと考えています。

この趣旨のもと、私たちは「ロボットスポーツ」(ロボットを活用し、またはロボットと共に競い合う各種スポーツ競技全般)という新たなコンセプトを提案いたします。スポーツとエンターテインメントを目的としたロボット競技を新たに生み出し、プロスポーツ化を目指します。ロボットスポーツに多くの人々が参加し、様々な場所で繰り広げられる熱戦をファンが楽しめる新たな時代を築きたいと考えています。

100年後、人々はロボット・オリンピックを楽しむことでしょう。ロボットが陸上競技や水中競技、空中競技で競い合い、人はロボットと共に成層圏を越えてボールを追いかけるかもしれません。その時、人類は小さなマウス型ロボットが迷路を駆け抜けた時代を懐かしく思い出すことでしょう。

一般社団法人ロボットスポーツ協会は、ロボット競技を心から愛する人々によって設立されます。ロボットスポーツの普及と振興を通じて、誰もが競技を楽しみ、自由に未来の夢を育むことができる世界の実現を目指し、豊かで平和な社会づくりに貢献することを目的に設立いたします。

協会概要

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