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棕櫚屋@デザインフェスタ!

棕櫚屋プロジェクトのキックオフとして、東京ビッグサイトで開催されたデザインフェスタ(2022年5月21日ー22日)に出展しました。大阪からパートナーの狭川祐実さんも駆けつけ、店頭に立って棕櫚たわしを販売致しました。

今回は、棕櫚屋プロジェクトのパイロットケースとして取り組んだもの。狭川さんの企画したブランディングのデイレクションに沿って、チラシ(葉書サイズ)、パッケージ、幟(のぼり)を製作し、実際に店で使用しました。

デザインフェスタは、画家、バンド、ダンサー、小物作家、大道芸人、写真家、詩人など、さまざまなアーティストが集まる、アジア最大級の「アートのお祭り」です。プロ・アマチュア問わず、「自由に表現できる場」を提供するアートイベントとして1994年から始まったもの。会場には1万人以上のアーティストと延べ6万人の来場が集まりました。

デザインフェスタに「たわし」一本で出展するのは珍しいことらしく、来場者も関心を示してくれました。サガラの棕櫚たわしは、素材の柔らかさ、密度の濃さ、綺麗に揃った毛並み、品の良さが他の一般のたわしとは大きく異なります。まずは触ってもらうことが肝心。実際にこの棕櫚たわしを手にすると、誰もが驚くような表情をします。「これがたわし?」

店頭には狭川さんが本物の野菜や根菜を持参し、野菜用に使える「棕櫚たわし」をアピール。「暮らしに、たわし」の意味を伝え、その使用感の良さや、幅広い利用シーンについても説明しました。意外だったのは男性の購入者が多かったこと。洗剤を使えない鉄鍋用に大きな棕櫚たわしを購入する人や、親へのプレゼントで買う人もいました。

狭川さんのアイデアで、パッケージには新聞紙を利用。表には棕櫚屋のロゴ、裏には使用法や使用シーンを印刷しています。まるで焼き芋でも包むようにたわしを包んで渡すことも、購入者には新鮮に映ったようです。買った方々の笑顔を見ると、このアイデアは大成功でした。

結果的には予想を大きく超える反響で、棕櫚屋のスタートとして上々の滑り出しとなりました。この成果をよく分析し、次のステップへプロジェクトを進めてまいります。

狭川祐実さんプロフィール

東京都葛飾区出身。看護学部を卒業し、大阪の病院で看護師として勤務。仕事をする中で、解決できない問題に対しデザインがそのヒントになるのではないかと考え、病院を退職し、グラフィックデザインを学ぶため、専門学校に入学する。

現在は、大阪で看護師を続けながら、デザインを学んでいる。